ようこそ町長室へ

年頭に当たって

 あけましておめでとうございます。町民の皆様の御多幸と御健勝をお祈り申し上げますとともに、町政への御支援と御協力対し、心から感謝を申し上げます。
 私事ではありますが、昨年4月の町長選挙において3期目の再選を果たし、引き続き町政運営を担わせていただくこととなりました。
 3期目を担うに当たって、6つの重点目標を掲げさせていただきました。それは、「人口減少対策」、「子育て支援の充実など健康福祉施策の充実」、「教育など未来を支える人材育成」、「新たな時代を担う産業振興」、「空き家や雪対策など住みよい生活環境整備」、「デジタル対応や生活インフラ整備など安心の基盤づくり」の6つであります。第6次羽後町総合発展計画に定める町の将来像である「個性豊かに、未来へつながるまちづくり」を実現していくために、これら重点目標の具現化は必要不可欠なものと考えております。私は、これまで以上に町民の皆様の声に耳を傾け、人口減少社会の中にあっても持続可能で自立する自治体を形成するために一点一画もおろそかにせず、全力を尽くす決意でございます。
 さて、昨年の出来事を顧みますと、一昨年と同様に新型コロナウイルス感染症対策を最重要課題と捉え、国の3次補正に伴う新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用した40件の事業に取り組み、感染拡大防止のほか生活支援や地域経済の活性化を図ってまいりました。
 感染防止の切り札といわれるコロナワクチン接種については、前例もなく、見通しの甘さもあって、開始当初は予約の電話がつながらないなど皆様に御迷惑と御不便をおかけしました。この一件以降は、インターネットでの予約を行うなど混雑の緩和に努め、支障なく予約受付を進めることができました。
 5か月間に渡って行われた集団接種は、大きな混乱やトラブルもなく順調に終了し、接種率は90%に達しました。これも町民の皆様の御理解と医療従事者の方々や関係機関の御支援と御協力によるものと感謝しております。
 現在、3回目の接種に向けて準備を進めているところであり、一般の方への集団接種は、総合体育館を会場として、3月1日からの開始を予定しております。
 一時の感染拡大の勢いは収まりましたが、国内外で新たな変異株が確認されるなど依然として予断を許さない状況のため、引き続きマスクの着用、手指消毒、三密の回避などの基本的な感染対策を実施されるようお願いいたします。
 厳しい状況が続いておりますが、一方で明るい話題もありました。
 町が誇る伝統行事である「西馬音内盆踊り」が、参加を町内在住者に限定し、2年ぶりに開催されました。感染症対策のため、8月16日の一夜限りとし、無観客での実施となりましたが、静寂に包まれた本町通りに響き渡る軽快かつ大胆なお囃子とかがり火に照らされた踊り手の姿に非日常的な幽玄の世界を堪能させていただきました。当日の模様は、ライブ中継により配信されており、多くの皆様に御視聴いただきました。さらに、東京2020オリンピックの閉会式では、全国各地の伝統的な祭りの映像が流され、その一つに西馬音内盆踊りが紹介されました。世界中が注目している祭典の中での演出に、多くの皆様から驚嘆と歓喜の声が上がりました。
 新型コロナウイルス感染症による長引く景気低迷の影響を受け、町税等が大幅な減収となるなど、羽後町を取り巻く財政環境は一層厳しさを増しております。地域経済対策はもとより、教育や福祉の改革、農林業、商工業の振興など課題は山積しておりますが、3年目を迎える第6次総合発展計画に基づき、町民の皆様の参画のもと、人口減少社会に対応した多様な施策を積極的に取り組んでまいりますので、特段の御協力と御指導をお願い申し上げます。
 結びに、この一年が皆様方にとって輝かしいものでありますよう心から祈念申し上げ、年頭のごあいさつといたします。
                                           令和4年1月1日
                                           羽後町長 安藤 豊