現状と課題
子ども期は、人格の基礎を形成する時期であるとともに、今後の人生を左右する大切な時期です。羽後町には、豊かな自然や里山、川が流れており、自然とふれあう機会に恵まれています。さらに、人間性形成、社会性を形成するなかで、同世代のみならず様々な世代との交流は重要です。
また、子どもの教育の上で、大きな役割を担う学校教育においては、学社連携の推進、ゆとり教育、総合的な学習の時間に対する取組みの変革など、地域との関わりの強化、学力向上に向けた取組みなど、求められ方は変化しようとしています。このようななかでも、学校が独立して教育を行うのではなく、生きる力の育成においては、やはり地域との関わりが重要と考えます。このため、学校と社会の連携推進とともに、子育てに対する教育の推進による情緒豊かでたくましい子どもの育成を進めます。
基本施策1 異世代・親子交流機会の創出
町内の豊かな自然を生かした、異世代・親子の交流機会を創出します。また、雨天時、積雪時期の遊び環境づくりを推進します。
・親子による交流・自然体験学習の開催 |
生活環境課 |
事業の概要 |
町内の豊かな自然、里山、川などをフィールドに、親子での交流イベント、自然体験学習機会を創出します。 |
数値目標 |
平成16年現在 |
前期期間内目標値 |
親子交流登山の開催 |
年1回 |
事業継続 |
・アルカディア公園等の維持管理 |
建設課 |
事業の概要 |
アルカディア公園を中心とした五輪坂は、水辺空間の身近な遊び場であり、家族が自然の中ですごせる公園として人気が高く、小さな子どもが安心して遊べる公園として維持・管理します。 |
数値目標 |
平成16年現在 |
前期期間内目標値 |
公園設置箇所 |
4箇所 |
維持管理の充実 |
・公共施設等の開放推進 |
教育委員会 |
事業の概要 |
総合体育館、小学校体育館等の公共施設の放課後時間、休日等の開放による雨天時・積雪期の遊び場を提供します。 |
数値目標 |
平成16年現在 |
前期期間内目標値 |
学校体育館開放小中学校 |
12校 |
事業の継続 |
・地区公民館の活用 |
教育委員会 |
事業の概要 |
子どもの自主的なサークルや地区子ども会の育成を進めると共に、その活動場として地区公民館の活用を積極的に図ります。 |
数値目標 |
平成16年現在 |
前期期間内目標値 |
子ども自主サークル活動育成 |
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事業検討 |
基本施策2 学社連携の推進
町内の小学校と地域社会の連携に向けた学校評議員の設置、地域社会への開放教室などにより、地域の歴史伝統を学び、地域を愛する心を育てるとともに、地域社会においては、子どもの教育は学校任せではなく、家庭、地域との連携の中で取り組むべきであることを啓発します。
・学校評議員の設置促進 |
教育委員会 |
事業の概要 |
学校の適正運営、魅力ある学校作りにむけて、地域住民等による学校評議員制度を導入します。 |
数値目標 |
平成16年現在 |
前期期間内目標値 |
学校評議員制度 |
12校 |
事業の継続 |
・家庭教育学習・講座の開催 |
教育委員会 |
事業の概要 |
学力向上に向けて、家庭での教育学習が重要であり、その推進に向けた保護者に対する学習機会の創出、講座の開催を行います。 |
数値目標 |
平成16年現在 |
前期期間内目標値 |
保護者講座の開催 |
-
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年1回 |
・地域学習の推進 |
教育委員会 |
事業の概要 |
地域には様々な達人、先生がおり、総合学習の時間等を通じて、地域からの先生による学習を行います。 |
数値目標 |
平成16年現在 |
前期期間内目標値 |
地域学習実施小中学校 |
12校 |
事業の継続 |
基本施策3 子育て教育の充実
次代の親づくりの視点から、中高生を対象とした乳幼児ふれあい体験の充実や子育てサポーターの充実に向けたセミナー等を開始します。
・中高生等の乳幼児ふれあい体験の充実 |
教育委員会 |
事業の概要 |
乳幼児とのふれあいを通じて、次世代の親、子どもを生み、育てることの大切さなどを認識するとともに、情操教育、性教育の一環として、ふれあい体験の充実を図ります。 |
数値目標 |
平成16年現在 |
前期期間内目標値 |
ふれあい体験実施中学校 |
2校 |
3校 |
・子育てサポーターの養成・配置 |
教育委員会 |
事業の概要 |
地域における子育ての充実に向けて、子育てサポーターの養成を図るとともに、適正な配置ができるように啓発を進めます。 |
数値目標 |
平成16年現在 |
前期期間内目標値 |
子育てサポーター数 |
16人 |
24人 |